神々の慈しみと悲しみ 厳島神社編③ ~ 宗像三女神 ~

神々の慈しみと悲しみ スピリチュアル

※少し時系列が前後したりしますが、
思うままに書いているので
ご了承くださいねw

【神のルーツを知る旅】
神々の慈しみと悲しみ 厳島神社編①
神々の慈しみと悲しみ 厳島神社編②

言葉は一言もいただけませんでしたが、
ほんの一瞬だけ見せてくれたお姿。

鬼の面を被り、
険しい表情の宗像三女神。
そして白い大蛇。


(イラスト:とも

この姿の意味を知る必要がある・・・
というよりも私自身が知りたい。
きっとこれを知ることが今回の
旅の意味でもあると思うから・・・。

そして宗像三女神について
いろいろ調べてみると
名前にも大きな意味があるようでした。

宗像三女神、またの名を

道主貴( みちぬしのむち)
意味:あらゆる道を導いてくださる神

「貴(むち)」という尊称は、
神々の中でも「最高に高貴な神」の
意味なのだそうです。

そして「貴(むち)」という尊称は、
大日靈貴神(おおひるめむちのかみ)=天照大神
大己貴神(おおなむちのかみ)=大国主命
そして道主貴みちぬしのむち)=宗像三女神
この三柱のみ。

日本の最高神であり、
天津神の主宰神にあたる
天照大神(あまてらすおおみかみ)

国津神の主宰神にあたる
大国主命(おおくにぬしのみこと)

この日本のトップに位置する
天津神・国津神に並び
「貴」という尊称を持つ
宗像三女神

そしてアマテラスより
直接神勅(しんちょく)を受け降臨したのは、
たった二柱の神さまで、そのうちの片方が
宗像三女神なんです。

(もう片方は天孫降臨の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと))
※天孫降臨→アマテラスの孫が国を治める為に降臨したこと

つまり、この名前や背景からも
それだけ篤い信仰を受け、
重要な要の神様ということが
わかります。

しかしとても重要な
神さまであるにも関わらず、
古事記と並んで有名な日本書紀には
異なる複数の表記がされていたりと、
謎に包まれた神さまでもあるのが宗像三女神。

私見では、重要な神さまほど
曖昧な表記だったり、書物によって
内容が異なる傾向にあるので、
宗像三女神に関する表記が曖昧な事こそ
それだけ重要な神であるという
意味でもある気がします。

そして、アマテラスから受けた神勅は
『宗像地方から朝鮮半島へつながる海の道を守護し、歴代の天皇をお助けすること。』

 
つまり、外側(海)からの守備を固め、
日本の平和を守ることが、
宗像三女神の役割。
 
海に立つ大鳥居に書かれた文字が
外側と内側で違うことも
この事を示している気がしてなりません。


(外側からの文字:厳嶋神社)

 


(内側からの文字:伊都岐島神社)

 

宗像三女神は朝鮮半島に向け
宗像大社から並ぶ島にそれぞれ鎮座し、
海を見守っています。

私は『うしおととら』の漫画の、
うしおのお母さんがただ一人、
誰もいない海の底で動かずに
お役目を全うするビジョンと重なりました。

 

引用:うしおととら
© 藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会

 

私たちの平和を願い、
今も変わらずこの国を
守り続けてくださっている存在。
それだけは揺るがない真実だと思います。

でもそれなら三鬼と大蛇との
繋がりは一体なんなのか?

そこにこの女神さま達の
深い慈しみと悲しみ、
そしてとても過酷な守り方、
お役目が隠れていました・・・。

 

~神々の慈しみと悲しみ~
厳島神社編④へ続く

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